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任意売却における注意点

                               

任意売却はここを注意

任意売却は、住宅ローンを支払っている時に、完済することなく支払いが困難になった時に使用する売却方法です。
一般的な競売とは違い、自分が納得した値段で売る事ができるので、ローンが支払えなくなった債務者にとってはありがたい売却方法です。
しかし、任意売却は沢山のお金が必要になりますので、注意しないと損をしてしまう可能性があります。

任意保険の注意点

任意売却の注意点の中で最初に確認して欲しいのが自己破産をしても免責にならないケースがある事です。
最近増えているのが任意売却をした直後に自己破産する方です。
この自己破産は住宅ローン以外の借金を免責にするために行うのですが、任意売却の金額が債権額と近いような場合には自己破産できない場合があります。

また、任意売却する場合には、住宅ローンを全て完済する事が出来ないケースが殆どです、その為、残りの住宅ローンを返済するにあたって新たに連帯保証人を用意する必要が出て来てしまいます。
人に売却するような場合には、条件として公正証書などの債務名義、連帯保証人を要求されるのが一般的となっております。公正証書などの債務名義、連帯保証人が揃ってしまうと、民事執行法第151条継続的給付の差し押さえによってお給料が差し押さえられたり、民事執行法第152条によって退職金が差し押さえられてしまいます。
もしこのような状況になるのでしたら、不動産会社から紹介された仲介業者以外の業者を探すようにしてください。

任意売却のメリット

任意売却には複数の注意点がありますが、それ以上に大きなメリットが沢山あります。大きなメリットとしては、担保権実行による競売や債務名義による強制競売とは違い、合意の上ですすめる事ができる所です。
競売は裁判所の判断によって強制的に売却されますが、任意売却はあくまで任意ですので個人の判断で話をすすめる事が出来ます。しかも競売のような手続きであったり、債務名義を取得するための裁判手続きなど時間や労力が必要な面倒な手続きがありません。

しかも任意売却の場合には、敵がおらず売主、買主、債権者が強力して話を進める事ができます。任意売却の金額はもちろんの事、費用を負担する割合であったり、契約日や契約の条件、引き渡し時期など三者で話し合いながら進める事ができます。債務者という立場でありながら、家の売却主として売買に参加する事ができますので、精神的にも肉体的にもかなり恵まれた状態でチャレンジできます。

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